
「辰巳んとこ焚き物使うよな?うちの集落春に間伐入ったからもってけ」
村の人にそう言われて小谷村平間集落に間伐された雑木をもらいにいきました
薪ストーブの燃料となる薪の確保
これがなかなか大変なんです
針葉樹はすすがでる為×
なので広葉樹しか薪にならないんです
しかも薪にしてから約1年〜2年の乾燥をしないといけない
この薪の確保、金額に換算すると大変なことですね
最近twitterでおもしろい記事をみつけました
「薪ストーブの普及が森林伐採に繋がるんじゃないか」
そんな内容です
でも、もともと里山には多くの人が常に入っていた
石油、石炭が燃料として確保される前は、木が全ての燃料となっていたようです
春になると、雪が溶ける前に山で木を切り、雪の上を滑らせ里まで降ろし、組木に組んで乾燥させる
そうやって常に里山は整備されていたようです
減反政策が成される以前は、山の上部まで棚田がつくられいた
そうやって山は人々の生活の資源を提供していたんですね
最近作物の鳥獣被害や、熊の遭遇事件が絶えないのは、人々が山を放置して荒れてしまったからだという話をききます
それと、山の木々が過密になりすぎると、山は育たなくなってしまう
そんな話もききます
長野県では県民から500円の森林税と言う特別税を徴収しています
その税金で「里山整備」という県事業が行われていて、県内の里山には間伐整備が入っています
今回いただいた木は、その里山整備で切られたもの
「薪ストーブの普及が森林伐採に繋がるんじゃないか」
この意見はもっともですが、実はもっともっと山に人が入らないといけない
山は人の手が入らないと弱ってしまう
昔の人たちはそうやって自然と上手に暮らしていたんですね

いただいたのは春に間伐された楢の木
これを裁断し持ち帰りストーブサイズにまた裁断
それを薪の形に斧で割る
それから乾燥させること1年〜2年
なかなか長くなりそうですね
【関連する記事】